2012年5月17日木曜日

友達のカラオケちゃんと聞いていますか?聞く力を鍛えるチャンスです!

カラオケ現象

カラオケが日本社会に
すっかり定着している現象で、
ただ、
カラオケにはひとつ気になることがある。
それは、聞く人があまりいないことである。
誰かが歌っているのに周りは
ほとんど聞いていないことが多い。
歌いたい人ばかりで、
聞こうとする人がいないのだ。
つまり、発信したい人ばかりで
受信しようとする人があまりいないのである。
これを仮として、カラオケ現象と呼んでおく。
この現象は、
複数の人が言語的なやり取りをする場面でも、
しばしば見受けられる。


例えて言えば、何人かでの日常的会話。
自分がしゃべりたい人ばかりで、
他人の話はみんなあまり聞かない、
聞こうとしない場合である。
聞くことは聞いているが、
会話の流れを押さえておくためだけで、
自分がしゃべれるすきを逃すまいと狙っている。
時には人がしゃべっているのに
それを遮ってしゃべりだす。
まさに、会話におけるカラオケ現象と
言えるのではないか。
しかし、こうなるとコミュニケーションの質は
台無しである。
コミュニケーションとは、
送り手と受け手が存在して初めて
成立するのであるから、
受けてがいなければ、
ひとりのき虚空に向かって叫ぶのに等しい。

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