2012年5月17日木曜日

話し上手よりも聞き上手になりましょう。

聞けない人たち

話し上手と話し下手という言葉は、
どちらともよく使われている。
しかし、聞くことに関しては、
聞き上手にたいする言葉として、
聞き下手という言葉もあることはあるが、
実際に使われることはめったにない。
これは社会における認識の
あり方を反映しています。
聞くのが上手な人はいるが、
下手な人がいてないと、
あたかもそうであるかのように
認識されてきたのである。
この認識においては、
聞くのが上手な人以外は、
普通レベルなのである。


聞くことは、誰だって
普通にできることなので、
取り立てて聞く下手などという
言い方は必要ないというわけだ。
これは、とんでもない誤解です。
聞くことにも、
ちゃんと上手もあれば下手もある。
こういう誤解の目っこうには、
話すことは努力を要する
能動的行為であるが、
聞くは特別の努力を要しない
受動的行為だという誤解が横たわっている。
聞くことについての最大の誤解と言ってもよい。
実際には、
むしろ聞くことの方がより大きな努力を
必要とすると考えておいた方いい。

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