五つの聞くという力
子どもの1日の生活は、
朝、登校中に「おはよう」と
声をかけたとき、眠そうな目をこちらに
向けますが、「おはよう」と
返ってこない子どもがいます。
目では反応していますが、
年齢相応のコミュニケーションが
成立していません。
「おはよう」というあいさつは、
ただ音として「聞こえる」と
いうことなのでしょうか?
長い休みが終わり、園や学校が始まったばかりで、
集団生活のリズムが取り戻せないんでしょうか?
五つの「聞く」力を子どもが
うまく使えていないのは、なぜでしょう
食欲や睡眠といった生理的な欲求、
安心して集団生活を送ると
いった安全への欲求、
自分の役割や責任を果たし大事にされたい、
認められたいといった所属や愛情の欲求、
尊重の欲求が満たされていないというのも
理由の一つではないでしょうか。
このような欲求が満たされていないことが、
精神的に不安定な状態を招き、
聞く力をうまく使えていないのではないでしょうか。
このような基本的欲求が
十分満たされて初めて、
知ることと理解することの
欲求が子どもに生まれてきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿