2012年5月16日水曜日

聞く力を伸ばしたいというニーズ

聞く力を伸ばしたいというニーズが高まっています。
以前は上手に話すプレゼンテーションの重要性が言われたが、
コミュニケーションには相手があり、
相手を把握してこそ的を射た話になるから、
聞くことの重要性が見直されてきたのだろう。

聞くということは、
コミュニケーションの基礎なのであるが、
話すことより難しい。
仕事だけでなく、家庭でも夫婦の絆を保つ
という重要な働きをしているのである。

聞き上手は、自分が普段どんな聞き方をしているかを、
自覚することが大事だという。
自分の「聞く癖」であり、
それを改善していけばいいということである。
聞く技術には、次のような3つのポイントがあるという。


1、聞いていることを反応で示す
話し手は聞き手の態度に敏感に反応するという。
相手が目をつぶって腕組みをしていたりしたら、
やりづらいだろうが、こちらに向けてうなずいてくれれば、
言葉もスムーズに出る。
「聞き手の反応が話し手を育てる」ということである。
 ② 言葉で受け答えする
 的確な反応が返ってくると、
話は弾むということである。
そのためには、集中力を高め、
話の内容に興味・関心を抱いて、
正確に聞き取る必要がある。
 ③ 相手の気持ちに共感する
 話の内容だけに捉われず、
相手の感情の動きに意識を向けて
聞くことが大事である。
自分が相手と同じ体験をしたら、
と立場を替えて想像すると、共感しやすい。


話はまたちょっと変わる。
 「うなずき理論」というのがあるという。
これは、人は単に言葉だけでなく、
身ぶりや手ぶりといった身体によるリズムを共有し、
円滑にコミュニケーションをしている、
という考えだそうだ。
うなずきひとつで一体感が生まれ、
相手の思いを受けとめることができるという。
話を聞いているときに重要なのは、
“話をきちんと聞いている”と相手に伝えることで、
うなずきや相づちは、最良の方法なのである。
 相づちも、ワンパターンでなく、
「ええ、はい、そうですね、へえー、ほおー、
そうそう、まあ、なるほど、それで……」など、
引き出しをたくさん持っていると、
会話が単調にならずに広がる。
 相手の様子を観察し、
表情や声のトーンを合わせることも大切だという。
ゆっくりの話にはゆっくりと、
悲しそうなら悲しい表情で対応する。
 鏡のように、相手の表情に自分の表情を一致させ、
相手の呼吸に合わせることが、
よいコミュニケーションにつながるのである。

<感性を磨いて人を思う、
それが聞く力ではないかと思っています。>
「聞く」といっても、
いろんな場合があるものです。
時と場所と状況によって、
聞き方は微妙に違ってはくるでしょうが、
基本的には相手としっかり対峙して、
思いやりをもって聞くことが大事なようです。
 人は言葉だけでなく、
相手の表情や声のトーンなど言葉以外も読み取る
(聞き取る)ことも大切なようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿